中沢の近況をお伝えします。
中沢の活性化を願う中沢地域づくり委員会(小林正昭委員長)はこのほど、中沢公民館で活動発表会を開き、各部の活動報告、講演、料理発表などを通じて、中沢を元気にしていく方向を訪れた地域のみなさんに提案しました。
各部の活動報告では、土地利用部、情報発信部、地域おこし部の各部長が年間を通じて展開してきたさまざまな取り組みやその効果を披露。それぞれ、ミニ住宅団地の状況、ホームページのアクセス履歴、特産品の開発など、興味深い内容が示されました。
講演は、地域づくり委員会のアドバイザー・鈴木輝隆江戸川大学教授が「コミュニティーと地域づくり」と題し、全国で展開されているさまざまな地域づくりを紹介。東日本大震災を機に、住みよい地域をつくっていこうとする各地の動きに拍車がかかっていることや、「まちづくり」から「まちづかい」へと変わりつつある事例などをわかりやすく説明されました。講演後には会場から質問の手もあがり、人々の関心の高さがうかがわれました。
料理発表のコーナーは「中沢食堂」と銘打ち、ジビエと中沢産野菜を使った料理がズラリ。鹿肉ソーセージ、鹿肉のロースト・りんごのソテー添え、イノシシの牡丹鍋、鹿肉ミートソース・パスタ、カボチャのアイスクリームなど、いずれも大好評でした。
訪れた人々の中には、中沢に住みながら世界的に活躍している手描き友禅作家・前田埜衣さんや、演奏家・夏秋文彦さんの姿もあり、前田さんは「こんな集まりを待っていました」と話していました。
【写真】大好評だった「中沢食堂」
2月11日夜、中沢の「おもしろかっぱ館」前に817本のキャンドルが灯り、訪れた住民たちが東日本大震災被災地の早期復興を祈りました。「817」は中沢の戸数。
キャンドルは、竹筒の中にろうそくを灯す方式の「竹キャンドル」。中沢区の役員や中沢地域づくり委員会メンバーらが巧みに並べて「絆」の文字やハートのマークなどををつくり、駒ヶ根市の姉妹都市になっている福島県二本松市など東日本に復興の願いを届けました。
かっぱ館近くの農産物直売所では甘酒の無料サービスもあり、大勢の親子連れなどでにぎわいました。
駒ヶ根観光協会の呼びかけに中沢区が応じた企画で、この夜は駒ヶ根高原スキー場、駒ヶ根市街地でも同時に多くのキャンドルが灯りました。
【写真】闇に浮かび上がった「絆」の文字
中沢の分館対抗卓球大会がこのほど、中沢小学校体育館で開かれ、各地区から選ばれた18チームが出場。熱戦の末、中割チームが優勝しました。
予選ブロックを勝ち抜いたのは、中割A、菅沼A、菅沼B、大曽倉A、永見山A、下割Aの6チーム。決勝トーナメントで、総合力を見せた中割Aが優勝杯を手にしました。